丹波黒大豆の発芽完了



先日、種蒔きした丹波黒大豆。
今年は、みんな揃って発芽しました。
黒い皮を取り除いてやって、出芽完了。

昨年は、自家採種した自種を使用しましたが、発芽しませんでした
水のやりすぎか、はたまた水のやらなさすぎか、
覆土が浅かったのか、覆土が足りなかったのか、
種まき用の培土に問題があったのか、育苗環境が悪いのか、

理由の分からないまま、6月中旬に2度目の種まきをしましたが、
同じく発芽せず。

とある人から、採種した種の乾燥ができていないと、種にカビが入ってしまうため、
発芽するまでに種が傷んでくる、という情報を聞きまして、
3度目の正直。JAの黒大豆の種を購入し、見事発芽。
今年はこれに懲りたので、松山種と片山種を使い、1度目から大成功。
第一関門を突破です。

定植は、6月下旬の予定です。

発芽したらすぐに皮むき

黒大豆は、黒い種皮に覆われていて、種子の内部の肺や胚乳を保護しています。
本来、発芽の時に種皮は土の中で外れて、子葉だけが土から顔を出します。

セルトレイなどで育苗する場合、しっかり土を被せて鎮圧しなかったり、
土の重みが足りなかったりすると、子葉に種皮が付いたままに発芽してしまいます。

皮が被ったままだと、子葉がうまく開かなかったり、取れてしまったり、傷んでしまうので、種皮を取り除いてやります。

発芽後、種皮が乾いてしまうと、外れにくくなります。
大豆の種皮がとても薄く、水を吸収しやすいので、霧吹きで湿らせておくと、簡単に
取り除くことができます。
簡単とは言え、子葉は、苗がしばらく育つための栄養が含まれているため、とても重要。
ポロっと落ちてしまわないように、キズを付けないように、そーっと作業をします。

うまく取り除けたら、次の行程へ。
本葉がでるまでしばし待機です。