毎年、春と秋のレタスの時期になると、お客さまから
「レタスはまだ?」と聞かれます。
「4月になれば」
「4月の中旬ごろかと」
「4月の後半になれば…」
予想よりも気温が低くて、仕上がりが遅くなってしまいます。
今年は暖冬のせいか、それともちょっとした発想の転換によるのか、
4月の上旬からレタスをお届け刷る事ができるようになりました。
KOM'S FARMの代表的なレタスは、グリーンリーフレタス。
まだ玉レタスが主流で、リーフレタスはサニーしかなかったころ、
リーフレタスは、おかずの下敷きや、お弁当の彩でしかなかったころ、
リーフレタスを主役に!のテーマに、
おいしいグリーンリーフレタスの栽培を始めました。
品種、栽培方法などを色々試行錯誤しながら、これ!という品種が見つかり、
このグリーンリーフを主軸にしようと決めました。
予想を上回る好評で、KOM'S FARMのグリーンリーフは毎シーズン人気レタスです。
ところが、このグリーンリーフは栽培適期がとても短く、収穫までは長いという特徴があり、スタートが出遅れることがしばしば。
毎年「まだ?」「もう少し」の問答が繰り返されていました。
いつまでもこんな事では、示しがつかない、ということで、
考え方を変えてみました。
グリーンリーフを主軸にする事は変えず、首を長くしているお客さまに、まずは早生のリーフレタスから提供していくようにしました。
気温が上がって、サラダが食べたくなる4月上旬に収穫できるようになりました。
栽培法でも同じことが言えますが、
お客さまのためになるものを、まず提供する。
これがマーケティングの基本。