今年のサツマイモの苗は、一度も枯れることなく、
どんどん新しい葉っぱが出てきます。
一瞬たりとも無駄にせず、光合成に励んでくれています。
サツマイモの苗手に入れる際、フレッシュな苗もあれば、萎れた苗もあります。
フレッシュな苗を選びたいと思いますが、萎れた苗の方がいいという場合もあります。
フレッシュな苗を一旦萎れさせてから定植するのが、昔からの栽培方法。
理由は?
茎が極限状態になってから、定植すると、節から根っこが出て
活着(根付く)のが早くなるからだそうです。
だから、一度葉を萎れさせてから、定植するというのが、多くの農家がやっている事。
ところが。
苗に付いている葉が枯れると、その節から出た肥大根は吸収根になり、
イモになるのは先端近くの生きている葉の節の根だけになるというそうです。
それもかなり遅れる傾向があり、
株当たりのイモ数が2、3個だと500g前後の巨大芋になり、
奇形や丸イモが多く、食用としては規格外になってしまう事が多いそうです。
この情報は、2001年の記事に載っていて、もう17年も前の話。
未だにこの情報は、末端まで浸透していないのが現状。
興味を持ち、視野を広げ、たくさんの情報を入手しなければ、
こんな丹波の田舎では、誰も教えてくれないのです。