丹波の豆農家の夜なべ

丹波黒大豆の収穫が始まりました。

乾燥も進んだようなので、サヤから豆を取り出す「脱粒」という作業です。
枝のままの状態で脱粒機という機械に入れると、
枝とサヤ、豆が分けられるという便利な機械です。
近所の農家グループが所有しているので、
必要な時に貸してもらえることになっています。

サヤが完全に乾いていたら、機械に入れても大丈夫なのですが、
今年の黒豆は、サヤがとても多く、下の方で混み合っているサヤが乾いていないため、
機械に入れると、粉々になってしまいます。

それはもったいない!ということで、
脱粒機を使うのは、完全に乾いた来年にする事になり、
年末に注文を請けている分を準備するために、
上の方の乾いたサヤを手でもいで、脱粒しています。



そして、脱粒が終わったものは、「選別」作業に入ります。

選別機という機械があって、JAなどで借りることができます。
大きさ毎に分ける機械で、大・中・小とダメ豆に分けられます。
こちらも、少量のため、手で分けています。



今度はその後に、黒い皮にシワ・亀裂・欠損が無いか、
一部形の変形したもの、楕円形のものを、1粒1粒チェックして、取り除きます。

これは、どこの豆農家も、人の目で選別しています。
年末に出荷するものは、お正月煮豆用の黒豆は縁起物なので、
鬼の目のような厳しいガン見チェックをします。

特に、圃場長の鬼の目チェックは、、豆農家に起こられてしまうほど、厳しいものです。

12月28日のUmekiki木曜マルシェ、30日の個人配達KOM'S便に間に合うように、
豆の選別の夜なべが始まりました。