ヤーコン


KOM'S FARMの畑のある地域は、丹波市春日町中山といいます。
中山と他の7つの地域をまとめたて、大路地区といいます。

この大路地区は、神戸元町商店街の「ひょうご元気村 元町マルシェ」の集荷場があり、
毎週火曜日と金曜日に野菜や花、加工品を出荷します。
朝9時頃丹波を出発し、その2時間後に店頭に並ぶという、産地直送便です。

元町マルシェの集荷場所には、出荷のために、
大路地区の各地域の農家さん達がたくさん集まります。

実は、そこ。
私たちにとっては、とても大事な場所なのです。

畑のある中山は、毎日朝から晩まで作業をする農家さん達に会う機会が多いので、
だいたいの方とは知り合いになる事ができました。
でも、ほとんど毎日畑に張り付いている為、
他の地域とは交流がほとんど無く、知り合う機会が全くありませんでした。

この集荷場に顔を出すようになって、
大路地区のたくさんの農家さんと知り合う事ができました。
毎回、集荷のトラックが来るまでは、井戸端会議をしながら、情報収集です。

作物の事や栽培方法で分からない事があると、誰か一人に聞いても、
みんながあーだ、こーだと教えてくれて、だいたい解決できるのです。

その代わり、私たちも貰ってばかりじゃダメなんで、労働でお返しします。
みんなの野菜に値段のラベルを貼るのを手伝ったり、重たいカゴを運んだり、
圃場長は、前職の経験を生かして、トラックに積み込みをしています。

出荷してトラックまで運んだら、すぐにそのまま帰っても構わないのですが、
こういう場所は大事にしようと思います。
でも、作業は立て込んでる時は、帰ることもあります。


で、ヤーコンの話。
ヤーコンを出荷していた農家さんに、ヤーコンの作り方を聞いたら、
次の週、「これを植えたらいいから」と、ヤーコンの株を持ってきてくれました。
見せてくれてるのだと思っていたら、「あげるよ」と言って、袋を渡してくれました。

これが「田舎」というものですね。
丹波市春日町大路地区。いいところですよ。