これは、紫大根の花です。
普通の大根の花は、もう少し白っぽいのですが、
やはり紫大根は、花も少し紫になるようです。
ちなみに、桜島大根は青っぽいです。
(写真は無いです・・・)
花が咲き終わると、種ができます。
サヤができて、その中に実があります。
「さや大根」といいます。
さやが若くまだ柔らかいもので、生のまま食べる事ができ、シャキッとした心地よい歯触りがあり、噛むと大根らしいピリッとした辛みと香りが口に広がり、大根の味のさや豆を食べているような印象だそうです。辛味だけで、青臭さやクセは無く、先の尖った部分は固くなっている場合があるようです。
さっと下茹でして胡麻和えやサラダなどにしたり、炒め物や天ぷらにして食べると辛味がなくなるそうです。
インドやタイなどでは大根の根の部分はあまり大きくならず、この鞘を主に食用とする品種もあります。どんな大根であれ、この鞘は出来ますが、食用にする場合は実が大きめで柔らかい物が適しています。
もちろん市場には、ほとんど出回っていません。
京都市では、鞘を収穫する専用品種が栽培され、「京の旬野菜」の一つとしてブランド化がすすめられているそうです。また、大阪市の伝統野菜「田辺大根」のさや大根も一部市場に出ているようです。
まだ、食べていないので、どんなものか分かりませんが、
瑞々しくて、おいしそうなので、一度食べてみたいと思います。