夏畑、畝を立てる~Vol.3

菜種梅雨
3月下旬から4月上旬にかけて、
菜の花の咲いている時期に降り続く雨のことを「菜種梅雨」というそうです。

昨年の丹波は4月上旬までではなく、4月中、よく雨が降りました。
雨が降ると、畑はたくさんの水を溜め込み、
その状態でトラクターを入れると、どうしようもないくらい塊の土になってしまいます。

4月の下旬頃になると、気温が上がり、乾きは早くなります。

4月の天気は、3日晴れたら、次の日が雨の繰り返しなので、
タイミングがズレてしまうと、準備がどんどん遅れてしまいます。

大先輩曰く、「畑には余裕を持って準備せなな。時間も、面積も」

夏野菜の定植は5月10日過ぎからの予定。
時間にはまだ余裕がありますが、ビニールマルチを貼ってから1ヶ月ほど熟成させたいので、
この菜種梅雨に入るまでに、ある程度マルチを貼っておく必要があるのです。



そして、ついに菜種梅雨に入りました。
3日ほど雨が降ります。

しばらく畑に入ることができません。

圃場長の頑張りで、何とか60本中35本、3分の2まで準備できました。
これで5月定植の野菜は何とか大丈夫そうです。

残るは、5月末スタートの野菜。
4月中には何とか準備ができますように。