西洋菜の花

菜の花の収穫がはじまりました。

菜の花は、すべてのアブラナ科から収穫できるもので、
白菜、キャベツ、コマツナ、ミズナ、カブ、ルッコラ、ケールなどがあります。

一般的に販売されいるのは、食用専用で「アブラナ」という品種です。
独特の苦味が特徴で、冬の間に機能が低下していた胃腸を刺激し、
働きを活性化するといわれています。

しかし、本当はあまり苦味がありません。
白菜の菜の花は、菜の花の中で一番甘みのある菜の花。
キャベツは、しっかりとしたキャベツの味。
コマツナは、葉物と同様の味で、コマツナと同じように食べていただけます。
カブやミズナは、多少苦味はありますが、カブやミズナの味がほんのりします。
ルッコラは、辛味はありますが、生でサラダがオススメ。

白菜の菜の花は最近は直売所などで見かけますが、
その他の菜の花は、ス-パーや直売所にはあまり販売されていないので、
農家から直接仕入れなければ手に入らないものです。

それに、ほとんどの農家は収穫しません。


KOM'S FARMのオススメの菜の花は、菜の花専用の「さちうら」という品種。
洋種ナバナ(Brassica nupus)の改良版で、やわらかい茎にはコクと甘みのある品種です。

最近は洋種ナバナで、チーマ・ディ・ラーパ(Cima di rapa)という品種を
イタリアンのシェフからよく聞きます。

これは、イタリア語で「カブのトップ」という意味で、カブの菜の花です。
さちうらも、収穫後でも畑で育てていると、
根っこがカブのように膨らんでいるので、同じ系統かと思います。

来シーズン、チーマ・ディ・ラーパを栽培してみようと思います。