ごんべえ違い

だいたいの野菜は、管理できるように、育苗用のトレイに種を撒いて数ヶ月大きくなるまで育ててから、畑に連れて行って定植するのですが、葉物やカブ、ニンジンのように、植え替えを嫌がる野菜は直接畑に種を蒔きます。

葉物の種の大きさは、小松菜などは直径1.5~2mm、ホウレン草はちょっと大きめの2.5~3mmくらいで、1粒ずつ手で撒いていたら大変…。


播種機「ごんべえ」は、そんな種を撒いて土を掛けてくれるところまでやってくれるという優れものです。種の大きさに合わせてベルトを交換して使います。

ニンジンの場合だと、少なくても1万粒の種を蒔きます。
種と種の間を4cmくらいにすれば、あまり間引かずに済むので、ニンジンが直径4cmくらいまで大きくなっても大丈夫。

お借りしていたごんべえは、上手に撒かないと、密集して撒いてしまうし、上手く撒けたをしても、筋蒔き(種の間隔が2~3cm)になってしまいます。
間引くと広くなりすぎるし、間引かなければ狭すぎるしと、とても中途半場でした。
ベルトの穴を塞いで間隔を調整たり、色々工夫はしたけど、
やっぱり上手く巻くことができず、半分以上間引いていました。

ニンジンを多く栽培している農家さんに聞いたら、
「ベルトを4cm間隔のものにすれば、間引きしなくてもいい」との事。

ごんべえの製造元に問い合わせたら、種の間隔が2~3cmのベルトしかないとの事。


どういう事かな…?と、よくよく製造元のカタログやHPを見て見ると、
ごんべえ違い。

皆さんの使っていたごんべえは、プロ用で、
お借りしていたのは、家庭菜園+αくらいのもの。

なるほど、話が合わないわけですね。

今までのように、いつまでもごんべえをお借りするわけにもいかないし、今後もKOM'S FARMに必要な農機具なので、手に入れることにしました。

これで、ニンジンを4cm、小松菜・ホウレン草を3cm間隔で、撒くことができるようになりました。
間引かないで大きく育てる事ができるから、種と手間の節約。

今のごんべえ。


これが前のごんべえ。


早速、種まきしました。


3月末から4ヶ月間太陽熱養生した畝で、ホウレン草と小松菜を栽培します。
9月下旬から10月に収穫予定です。