色々な仕立て方

夏野菜は、果菜類(実のなる野菜)が多く、樹形は高く、大きくなります。

植えてそのままでも、野菜は育ち、実を付けますが、
キレイな実をたくさん採らないといけない農家なので、補強してやります。

それぞれの野菜の特徴や実の付き方に合わせて支柱を立て誘引をします。


【ピーマン】


ピーマンは、大きい実がたくさん付く割には、枝が細く、重みで枝が折れてしまいます。
1つ目の実ができてから、枝が3本に分かれてくるので、
支柱を3本くらい立てて、しっかり補強します。
去年はV字の2本仕立てにしたら、光が当たりすぎて実が焼けてしまいましたが、大きい実がたくさん付きました。

今年はどうしようか、まだ思案中です。


【ナス】

ナスは、ピーマンと違って枝はしっかりしているので、
実の重みで折れることはないのですが、
風で枝が揺れて、葉っぱで実がキズ付いてしまうので、
枝をしっかり固定しておく必要があります。

ナスは2本仕立てのV字で栽培します。


【トマト】


トマトは脇芽をとりながら、1本立ちで栽培します。
トマトはツル性の野菜なので、一人立ちはできません。
それに5~7段目まで実をたくさん実を付けるので、とても重たくなります。
しっかりした長め支柱で補強します。

トマトは、同じ方向に実をつける性質があります。
花を正面に向けて定植すると、収穫時、実がこっちを向いてくれます。



【キュウリ】

キュウリは、皆さんご存知かと思いますが、ネットに絡ませて栽培します。
自由奔放にツルを伸ばしているように思われますが、キュウリも1本で育てます。
自由に育てると、実が付きすぎて曲がったキュウリが多くなってしまいます。
ネットに絡んでくると、表面積が大きくなるので、風には大きな抵抗になります。
キュウリの仕立ては、しっかりしたアーチを組んで補強します。

また横風に弱いようなので、後ほどトラス(筋交い)を入れてようと思います。


【ズッキーニ】

ズッキーニは、葉っぱが大きいので、風にあおられて茎ごと折れてしまいます。
苗の周囲に4本支柱を立てて、倒れないようにします。
今は、行灯のようにして風から守ってやってます。