やっと芽が出た


先週の火曜日に、ウリ科のカボチャ、ズッキーニ、キュウリの種を撒きました。
種蒔きしてから1週間で、やっと芽が出てホッとしています。

種の入っている袋の後ろ側には、
発芽適温:25~30℃
発芽日数:3~5日 と書いてあります。

最近ハウスの中は、日中気温が上がって暑いくらいなので、温度はクリアできていると思っていたので、育苗の温床(床暖房)に乗せず、常温で5日くらいしたら発芽するもんだと思っていました。

5日たっても発芽しません…。
ちょっと心配になってきたので、温床のスペースを空けてウリ科たちを移動しました。

温床の上で3日、やっと発芽。

ウリ科は嫌光性種子(発芽するのに暗い方がいい)なので、1~2cmくらい種を埋めるのですが、
種を深く埋めすぎたんじゃないか、水をやりすぎたんじゃないか、種が腐ってしまったんじゃないか…と心配しました。

種蒔きしてから発芽するまでは、何年やってても心配なものです。



ちょっと発芽について調べてみました。

種が発芽するのに、積算温度というものがあるそうです。
動物が卵を温めるのと同じです。
積算温度というのは、1日の平均気温を、ある基準の日(種を蒔いたり、芽が出たりした日)から毎日足した合計温度のことです。

種袋の後ろに書いている、
発芽適温:25~30℃、
発芽日数:3~5日は

キュウリの場合、平均気温が
25℃だと5日で発芽、
30℃だと3日で発芽するという意味。

簡単にいうと、
25℃×120時間(5日)=3000カロリー
30℃×90時間(3日)=2700カロリー

丹波の平均気温がこんな感じだから、
12~16日までの平均気温が14.6℃×120時間=1752カロリー
育苗ハウスの中でも、温度が足りませんでした。



理屈では、平均気温が低くても積算温度が達したら発芽するのですが、
その間に種が傷んだり、腐ってしまうことが多いので、温度管理は大事です。

夏野菜の種蒔きが春先、冬野菜は真夏になります。
キッチリ温度管理のできる施設があると、簡単なんだろうけど、そういうわけには行かない。
でも、ハラハラ、ドキドキも、楽しみでもあります。