ごぼうで、初心に戻る

実は、毎年ゴボウの種蒔きをしていました。
どういうわけが、上手く育てることができません。
家庭菜園時代も育てていたのですが、ちゃんと収穫できていました。
丹波に来てから研修で教えてもらった方法で種蒔きをすると、どうも上手く発芽させることができません。

あまりにも発芽率が悪いので、今年は初心に戻り、昔やっていた方法をやってみることにしました。

休眠打破
ゴボウの種はとても固いので、水を吸収するのに時間がかかります。
種蒔きをする前に、種を水に一昼夜浸します。(今回は2日ほど水に浸しました。)
ゴボウから発芽を抑制する成分が種から出るらしいので、こまめに水を替えておきます。

次に、食品トレイなどにティッシュペーパを置き、ヒタヒタに水を入れて、種を乗せます。
乾燥しないように注意しておくと、1週間後に根が出てきました。
これで準備OKです。

好光性種子
ゴボウは、発芽するのに光を必要とします。あまり厚く土を被せると発芽しません。
畑に種を撒き、薄く土を被せたら、あとは発芽するまで毎日水をやる。




ちゃんと発芽しました。

「家庭菜園時代にやっていた方法」+「発芽の理論」により、何とか発芽することに成功。
 
どうしても、農業設備や機械に頼ってしまい、本来の育て方を置いてけぼりにしてしまいます。プロの農家も家庭菜園ファーマーも、野菜を育てることは同じ。
たまには、初心に戻らないと。


まだまだ油断大敵。
今年こそ皆さんにサラダゴボウをお届けしたいです。