ジャガイモの芽出し



ジャガイモの芽が出てきました。
明るく、涼しい、日陰で1週間ほど「浴光催芽」させました。

ジャガイモの芽や芽の根元に含まれるソラニンとかチャコニンとかいう成分は、天然毒素の一種。
芽が出るのを待っているのは、ジャガイモを栽培する我々のみ。

ジャガイモや、サトイモ、ショウガは、種イモを地中に埋める為、芽が地上に出るまでに時間がかかります。土の環境によっては、腐ってしまう場合があります。

芽が出ている種イモを植えることで、確実にします。


ちなみに、
ジャガイモの原産地は、南米アンデスの高地なので、涼しい時期に、
サトイモは、東南アジア、ショウガは南アジアなので、地温が暖かくなってから植え付けします。


ジャガイモは、2~3個芽があるように、1片50g~70gになるように切り分けます。
小さい芋はそのままで。
秋に植えつけるジャガイモもそのままで。

切り分ける理由は、芽欠き作業を減らすためです。


十分に切り口を乾かしてから、植え付けします。
以前、切り口に草木灰を付けるといわれていました。
ジャガイモの切り口に雑菌が付いて腐ってしまわないようにするためです。

最近では、1週間ほど乾かすことで、切り口をキュアリング(芋が自分を守るために切り口をコルク状にする)して、腐らないようにします。

もう1つ、草木灰は灰でアルカリ性。
ジャガイモは酸性土壌で育つため、アルカリ性だと「そうか病」という病気になってしまうので、
しっかり乾燥させて植え付けした方がいいですね。

というわけで、乾燥中です。


【ベランダで、ジャガイモの袋栽培】
ジャガイモは、袋で栽培することができます
野菜用の土と、その袋があればOK。
最近はジャガイモ栽培用の土があるので、それを使えば手間いらず。

「ジャガイモ 袋栽培」で検索してみてくださいね。

種イモは、種イモとして売っているものを使うべし。です。
スーパーで買ったものを使っても構いませんが、
病気になりやすいので、農家は種イモを毎年買います。

ジャガイモを切り分けるのがよく分からない場合は、そのまま植えても大丈夫。
芽がたくさん出て来るので、芽かきをすればいいので。