掘り出し物

やっと、手が空いてきたので、夏野菜の畑を片付けることにしました。

ビニールマルチを剥がす時、いつもワクワクします。

マルチを張る時に、大量の有機物を土に鋤きこむのですが、
すぐには分解できないので、栽培期間中にゆっくり時間をかけて分解されます。

栽培が終わった土は、分解が進み、土が変わっているのがよく分かります。
畝を立てたときは、ゴロゴロだった土が、野菜の根や微生物の働きによって、土が細かくなっています。

マルチを剥がすたびに、微生物の働きに感謝をします。


片付けをしていると、時々掘り出し物があります。

これは、オレガノです。
あまりうまく栽培できなかったので、失敗したと思っていましたが、密かに育っていました。


スイスチャードもとても元気に過ごしていたようです。

例のアーティチョークも元気でした。




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この畑は、夏野菜を2年連続栽培していて、キュウリ、ズッキーニなどのウリ科や、ナス、トマト、ピーマンなどのナス科のローテンションができなくなってしまいました。

同じ作物を同じ場所で作り続けると、連作障害(※)が起きるので、栽培する場所をローテーションをします。有機栽培の場合、土の中の微生物が多いので、あまり連作障害は起きないといいます。

逆に、同じ作物を同じ場所で作り続けると、その作物の育ちやすいの土になっていく、とも言われています。

いずれにせよ、多少のリスクがあるのなら避ける方がいいので、
この畑は、冬野菜用にしようと思い、7月までしっかり土作りをしようと思います。

今冬野菜を栽培している畑は、アブラナ科が続いているので、11月頃には、来年の春夏野菜の準備にはいり、夏野菜畑と冬野菜畑を入れ替えと思います。


※連作障害とは
同じ野菜を同じ場所で続けて作ると、生育が極端に悪くなったり枯れたりしてしまうことがあります。これを、「連作障害」といいます。原因として、前作の野菜による土壌中の病原菌や、土の肥料成分、土壌酸度の変化・養分濃度の減少、作物の根から分泌される特殊な成分が原因とされています。

連作障害を避けるために、輪作という、作物をローテンションさせて栽培する方法があります。
その他には、田畑転換という方法もあるようです。


田畑転換とは
稲作と畑作を交互にして、水田の雑草対策、畑の連作障害などに効果があると言われる「田畑転換」という方法があります。稲作は、土を練って粘土にして、稲が倒伏しないようにします。畑作は、どんな野菜も水はけを改善しないといい野菜が育ちません。田畑転換をする事が理に適っているかというと、私的にはNOな気がするので、畑は畑として、水田にはしないようにしたいと思います。