10月1、2日に土砂降りの雨が降って以来、全く降らないんです。
昨年は雨が程よく降っていたので、水やりに苦労することは無かったのですが、
今年は春から、降らない時期が20日くらい続く傾向にあります。
土砂降りの時に土に水分を貯蓄されたのと、丹波霧のおかげで、
大きくなったハクサイやキャベツ、ブロッコリーなどは、何とか必死に頑張ってくれています。
この間種蒔きをした葉物野菜畑はというと・・・
雨が降らないので、まだ発芽しません。
「種」は、乾いた状態で休眠していて、休眠を打破するには、水分と温度が必要で、
種に水をたっぷり種に含ませると、発芽スイッチが入ります。
ホウレン草は、4~7日、コマツナなどのアブラナ科は2~3日で発芽します。
発芽しても、大きくなって根が伸びるまで水遣りは必須。
散水システムで雨のように3畝~4畝ごとに水を撒きます。
葉物野菜の畑の側に川が無く、水路も雨不足でほとんど流れていないので、
近くの川まで行ってポンプで吸水してタンクに水を確保します。
お米を栽培している場合、用水を使う権利を取るので、畑に水を流す事ができます。
夏の干ばつの時、師匠にお願いして畑に水を回してもらったことがありましたが、1日かけて給水しても、3反(約1000㎡)の畑を満たすことはできませんでした。
軽トラに積んでいるタンクは、500L入るタンク。
タンクを満タンにするには、約40分くらいかかります。
わずか10分ほどで、500Lの水は無くなってしまいます。
これを毎日何回も繰り返すのです。
幸い、山から流れてくる水なので水道代はかかりませんが、近くに川や湧き水、山の水などが無い場合は大変な事になります。
1反2畝(1200㎡)の畑全体の場合、4回散水すれば全体に水が行き渡るので、40分の散水で2000Lの水が畑に入ります。
たった10分の雨でも、2000Lの水が降っているので、
1時間も降れば12,000L、2時間だと24,000Lの水が畑に入る計算です。
雨ってスゴイですね。
何はともあれ、とにかく早く雨降ってください!