ちょっと強引ですが・・・



8月18日に種を撒いたハクサイ。
センパイのアドバイスのおかげで、見事発芽成功。
元気に育っています。

ハクサイは、苗を作る場合、根が繊細で、キャベツに比べると根の再生力も劣るため、
なるべく早く定植した方がよく、遅れてしまうと、根を伸ばす(活着する)のが遅れてしまい、その後の成長に影響が出ます。

本葉4~5枚までに定植が一般的にオススメ。
少しでも早い方がいいので、本葉3~4枚には定植したいと思っていました。

他に順番待ちの野菜たちがいて、優先順位を付けると、ハクサイは、本葉4~5枚での定植になってしまいました。

ちょっと強引ですが、雨の中、定植しました。
この後、しばらく雨降りで、気温もそんなに高くない日が続くので、水やりしなくて済みます。


引き続き、順番待ちの野菜たちを、どんどん畑デビューさせていきます。





------ここから、ちょっと難しい話-------

昨年の失敗から。

昨年は、ハクサイはムシにやられて、ほぼ全滅してしまいました。
「ダイコンサルハムシ」という、ちぃっちゃいムシに1000株ほど食べられてしまいました。
主に、土の中にいるため、防虫ネットなどで防除しても全く効きません。

ダイコンサルハムシの発生原因は、
土つくりの時、雑草や前作の残渣を土に鋤きこむのがダメなんだそうです。


そんな事とは全く知らず、この畑を使い始めたときから鋤きこんでしまいました…。


あ~、今年も失敗するのかな~と思いながら、
それでも、ちょっとだけ対策をしてみました。


家庭菜園のTVや本では、「堆肥は定植1ヶ月前、肥料は2週間前」が鉄則です。

当時、理由は追及しませんでしたが、今回は、ちゃんと理論付けてやってみます。


堆肥と肥料は昨年より多め、(窒素量30kgを目安)
定植までの3週間ほど、高温による太陽熱養生で、微生物による有機物の分解を促進させ、
水溶性の窒素を増やし、初期育成を促す。

この場合、窒素が多くなるため、ムシの被害が懸念されます。

本来なら、水に溶けやすい水溶性のミネラルを効かせるのがいいのですが、
うちの場合、ミネラル肥料の選択権はないので、あるものを使うしかありません。
(残念ならが、水に溶けにくいク溶性ミネラルしか、ありませんでした…。)

初期に水溶性ミネラルを効かせ、中盤からク溶性を効かせる方法が理想。

結局、たいした害虫対策にならないかな…。



昨年、防虫ネットをしましたが、あまり意味が無かったので、今年は掛けないつもりです。

アオムシは、まだ駆除できるので、ちゃんと毎日チェックします。


多分、この「毎日」が大事なんだと思います。

この冬からの課題、「毎日チェックできる量の野菜を栽培する」
大量に作っても大半が無駄になるのなら、管理できる量をしっかり管理する。

皆さんにハクサイをお届けできるよう、がんばります!




今年は、八百屋さんにお願いされて、紫色のハクサイも栽培します。
センパイ農家さんに、めっちゃ難しいと言われました。
果たして、上手く育てられるのか…。