ニンジン畑の太陽熱養生処理

今年もやりました。太陽熱養生処理。
種まきの時期が8月末の冬ニンジンの畝からです。

ニンジンを栽培するのに、一番大切なことは、
 ・必ず発芽させる事
 ・発芽した後、雑草に負けないように除草する事

この2つをクリアすれば、だいたい大丈夫です。



まずは、雑草対策。

夏の気温の高くて暑い時に、畝を立て、透明のビニールを張ります。
透明のビニールは、温度を上げる役割があり、気温の低い春先に使われます。
ある程度の水分と温度で、雑草を発芽させ、高温で枯れさせることで、ニンジンが草負けしないくらい大きくなるまで、雑草を一時的に生えにくくします。

1日の平均気温を積算した温度が900℃を超えると、達成。
平均気温が30℃だとすると、約30日。

そして、太陽熱養生処理の最大の目的は、土作りを短期間で仕上げる事。


ビニールの中の温度は、だいたい50℃くらいになります。
このくらいの温度だと、微生物が活発に増え、活動することで、
やわらかく水はけのいい土になります。

土作りや、野菜栽培の味方の微生物が増えることで、害のある悪い微生物を抑制します。
ちょうど、ヨーグルトを毎日食べると、腸の中の善玉菌が増え、悪玉菌が減る感じです。
これは、だいたい積算温度が450℃くらいでいいので、真夏じゃなくても大丈夫です。


透明ビニールを張った直後の状態。


10分も経たないうちに、水滴がつきます。

この水分が重要で、

ビニールの中で、気温が上がると水が蒸気に変わり、水を下に下ろします。
これを繰り返すことで、水が畝全体に広がり、温度が上がることで、微生物の活動域が増え、いい土になる…というしくみ。

有機栽培だけど、ちょっと化学を利用する農業です。

今年は、実験で色んな事を仕込んだので、スゴいニンジンになるかも…