朝露



朝露とは、葉につく露。

よく晴れた朝の冷え込みで、空気中に含まれる水蒸気が水滴となり葉に付いた状態。
露の付く場所は、比較的高い場所で、夏の終わりから、秋の早朝に付きやすく、
冬だと凍って「霜」になります。

もう1つの朝露。
これは、低い所の水分の多い葉や雑草、サトイモなどに見られる露です。

根から吸収された養分のうち、成長に全部使い切れず余剰となった養分を水と共に排出します。
ここの水滴が朝露といわれ、植物のデトックスです。

このデトックスされた水滴は、養分を含んでいるため、植物は葉から吸収し再利用します。

少し元気の無い植物の葉の裏面に、お酢や木作液などを薄めてたっものを霧吹きで吹付け、発根を促す葉面散布も、朝露のしくみを利用したものだと思います。
朝露の代わりに、お酢を吸収させるのです。

(葉面散布は雨や風、朝露のない午前中、夕方に行います。)




「里芋の葉に溜まった朝露を使うと上達が早い」といわれているそうです。
サトイモの葉の水滴を集めるのは、すぐに流れてしまうので、なかなか難しいです。