酒粕 その1


奈良の農家さんのツテで、梅乃宿酒造さんから酒粕を送ってもらいました。
他の農家さんとの共購入で、一農家1トン、計3トン。

この話を紹介してもらった方の話では、板状の酒粕が、箱入りで届いたとの事。
どうやら、様子がおかしい。

袋入りの、ペースト状の酒粕。袋に「バラ」と書いてありました。


酒粕とは、日本酒などをつくる際、米と米麹と水を発酵させて出来る滑らかな固形物「もろみ」を絞ることで清酒が造られ、25%ほどの酒粕となります。

板状の板粕
もろみを絞り圧搾された酒粕。丁寧に手仕事ではがして揃えたものです。

ばら粕
板状に取れなかった酒粕。大吟醸、吟醸酒の酒粕はお米を低温発酵させているため、米粒が溶け切らない場合が多く、板状に取れないものが、ばら粕です。

その他、ばら粕を棒状にした成形粕、粕漬けに使う練り粕、奈良漬に使う踏み込み粕があります。


今回、なぜ酒粕を手に入れたのかというと、
酒粕は栄養価が高く、タンパク質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類、勇気さん、ミネラル、ペプチドやアミノ酸、麹菌が含まれていて、健康・美容にいいという。

だから1トンも仕入れたわけではなく、
酒粕には、アミノ酸、酵母菌、有機酸、食物繊維が含まれ、中でも、ポリアミンという物質は、タンパク質の合成促進や、植物や微生物の細胞分裂・生長・分化にかかわる成分となり、植物の生育に働きかけるだけでなく、土の微生物を活発にし、土を豊かにするのです。

簡単にいえば、土にも植物にもいい!ってことです。

予想外の形状で、予定していた使い方ができず戸惑っていますが、
なんとか、使いこなしたいと思います。