太陽熱処理の様子 |
夏の暑い時期、太陽に照らされた畑の土の温度は60℃くらいになります。
その温度を利用する、「太陽熱処理」
畑の土に透明のビニールを貼り、温度と湿度をさらに上げます。
積算温度を450~900℃を確保します。
1日の平均地温が30℃だとすると、30日で900℃に達するというわけです。
目的はというと、
1.雑草の種が高温で焼かれるため、雑草が生えにくくなる
2.病原菌を抑制する
3.上手く行けば、土の中の微生物が活発に活動してくれるので、いい土になっていく
化学肥料や農薬を使わない有機栽培だと、発芽したての野菜は、圧倒的な雑草のパワーに負けてしまいます。野菜が大きくなるまでの間、雑草に負けないように、この方法を利用します。
この畑でニンジンを栽培します。
1反(約1000㎡)で10トン 2反の広さなので、20トンの収穫を目指します。
先日、「有機栽培の化学」を教えていただける小祝先生がこの畑を視察。
「ニンジン1反10t」採りの方法を教えて頂く事になりました。
土壌分析をし、ニンジンの栽培に適している肥料の設計をしてもらい、その通り実行中。
丹波のニンジン栽培のモデル圃場となるので、責任重大です。
土壌分析 |
ニンジンが20トンて、全く想像が付きませんが、4トントラックが5台分です。
今年の冬、ニンジンがたくさん採れますので、皆さん、ニンジンをたくさん食べて、ジュースやオレンジスムージーで飲んで、免疫力アップです!