■「新玉ねぎ」と「玉ねぎ」の違い
一般的な「玉ねぎ」というのは、日持ちを良くするために、収穫してから1ヶ月ほど乾燥させて出荷されたもので、
収穫してすぐ出荷されたものを「新玉ねぎ」といいます。
新玉ねぎの旬は春で、主な産地は北海道以外で、
鹿児島、佐賀、兵庫、愛知、長崎、栃木、静岡、群馬、香川、熊本。
秋に種を撒き、春~初夏にかけて収穫されます。
新玉ねぎの旬前線は南から北へと北上し、1年のうちのたった3ヶ月間と言われています。
北海道の玉ねぎは、春(2~3月)に種を撒き、9~10月にかけて収穫されます。
新玉ねぎの旬が、「春」ということなので、北海道産の玉ねぎは「新玉ねぎ」を名乗れないようです。
収穫してすぐ出荷されたものを「新玉ねぎ」というなら、問題ないような気がしますけどね。
■玉ねぎの保存方法
新玉ねぎは乾燥させていないので、水分が多く傷みやすいので、
1つずつ新聞紙で包み、冷暗所で、風通しのよい場所、密集していない場所に保管してください。
冷蔵庫は禁止です!切った玉ねぎはラップして、冷蔵庫で保存です。
■主な成分
炭水化物を多く含んでおり、独特の香りと辛さ、涙の原因は「硫化アリル」で、揮発性が高い物質です。玉ねぎを切る時は、冷やしたり、よく切れる包丁で手早く切ると、泣かないで済みます。硫化アリルを加熱すると違う物質に変わります。