ハウスで栽培している桃トマト、ようやく1つ目の実が完熟を迎えました。
水はできるだけ与えず、肥料はミネラル分のみ。
品種は普通の「桃太郎トマト」ですが、水を絞っているので、通常の桃太郎より大きさは小さくなっています。
その代わり、大きなトマトより味が凝縮しています。
「完熟の印」
樹成り完熟しているので、ヘタが中まで入り込んでいます。
これは、実が大きくなって重くなるので、完熟途中で実を落とさないようにしっかり支ええようとするためです。
ヘタの反対側に「星」がでるのも完熟の印ですが、断面を見ると、まだ青い状態で収穫され、追塾したものか、完熟してから収穫されたものかがよく分かります。
追塾:メロン・カボチャ・サツマイモなどは収穫した後、すぐに食べずしばらく置いておくともっと甘みが増します。
トマトの場合、青い状態で切り離しても、実は熟して赤くなるので、青いトマトで出荷し搬送途中で赤くする方法が取られています。最近は完熟した物も市場に出回ることが多くなって来ました。
色は赤くなりますが、栄養分は青い状態の時に、樹から切り離されるので、そこで止まっています。
樹成り完熟は、ギリギリまで栄養を溜め込むことができるので、一番美味しい状態なのです。
機能性成分を表示できる法案が成立されると、リコピンやカロテンなどの比較ができるようになります。見た目ではなく、本当の「美味しい野菜」を食べる事ができそうですね。