いちご。

スーパーの果物売りコーナーや、苺のスイーツなど、たくさん見かけるようになりました。
そろそろ、イチゴのおいしい季節になりましたね。

イチゴは、果物売り場にあるけれど、畑で栽培されるので「野菜」に分類されます。
バラ科の仲間で、種のように見えるのが「実」で、更にその中に「種」があります。
赤い所は 花托といって、雄しべや雌しべや花びらやガクの土台です。





イチゴは、ビタミンCが豊富で、7粒で1日のビタミンCを摂取できます。ただし、イチゴのビタミンCは水に溶けやすいので、水洗いする場合は、洗った後にヘタを取るようにしましょう。

現在、店頭で見かけるイチゴは、ビニールハウスで栽培されているもので、12月後半から2月ごろまで収穫します。寒い時期の収穫ため、ビニールハウスの中を暖房で暖め、昼の時間が長くなったとイチゴに勘違いさせるために、夕方や夜中に1~2時間電気を点灯します。



施設で栽培しない本来の露地栽培の旬は、春先から初夏です。
秋に畑に定植され、寒い時期に寒さを乗り越え、日照時間や気温が上がってくると花を咲かせ、蝶やミツバチなどの受粉を手伝ってもらい実を付けます。



この時期はこんな感じ。

はじめに書いたように、イチゴはバラ科の仲間。
バラは寒い時期に休眠します。この寒さがないと春に花が咲きません。桜も一緒です。
ハウス栽培も時期によっては、寒さを経験させるために冷蔵庫に入れたりするそうです。

丹波でもイチゴ農園がたくさんあって、イチゴ狩りもやっています。
果実の温度が上がらないうちに収穫しますので、イチゴ狩りも午前中がオススメです。

苺のおいしい印は、ヘタの葉が反っていて、ヘタの近くまで赤く、種の様な実のつぶつぶがしっかりしているもの。先っちょが一番甘いので、先に食べるか後から食べるかは、お好みで。

 KOM'S FARMでは、イチゴの栽培はしません。
皆さんの元に届くまでに試食して食べしまうからです…。