就農活動を始めて5年。丹波市に引越しをし、
ようやく就農というスタートラインに付くことができました。
ここで、行政のいう農業に就くための10か条をご紹介
農業に就くための10か条
1.親方を見つける。
(親方とは、自分のお手本となるプロの農家さん。新規就農者の面倒を見てくれる方)
2.師匠をたくさん見つける。
(農業のノウハウを教えてくれる方。たくさんいた方がよいとされる)
3.知ったかぶりはしない。
4.就農開始資金たくさん確保すること。お金が無いなら農業はしないこと。
5.優良な農地を借りる努力をすること。容易に買わない。
6.設備投資は有利な借入金を利用する。
7.就農地を選ぶ根拠を明確にすること。
8.人の輪の中にいること。一人ぼっちにならない。
9.仲間を、目標を、ライバルをつくること。
10.自分のためではなく、地域のために努力すること。
ということ、らしい。
行政のいう農業というのは、この10か条をクリしなければ、就農させてくれません。
本当は、これをクリアしなくても農業はできるわけなのですが、
行政のいう農業では、それを「田舎暮らしをしたい人」という位置付けをします。
それにこの10か条には、慣行農法(認可されている農薬や化学肥料を使う方法)でやりなさいとは一言も書かれていないのですが、
就農活動中の面談で「無農薬」「有機栽培」という言葉を使うと、すごく怒られてしまいます。
有機栽培は、農業界の頂点だから、新人には無理という事らしい。
…ちょっと待って。
10か条の1と2には、面倒をみてくれる親方や、ノウハウを教えてもらえる師匠が必要と書かれています。
親方や師匠が「無農薬」「有機栽培」で、農業界の頂点だった場合、
トップレベルの研修を受けることができる訳です。こんな素晴らしい事はないですよね。
それでも新規就農をする場合、「無農薬」「有機栽培」という事を口にしてはいけないんです…。
お百姓さんへの道 Vol.14に続く